イエローノート

日々学び、日々遊び、日々挑み、日々成長。自分の学びの備忘録。

【愚考録】散歩はなぜ楽しいのか

最近よく散歩をしています。妙に楽しいのです。ただ歩くだけなのに。「次の週末はどこを散歩しようか」と考えるだけでワクワクしている自分がいます。なんなんでしょう、この感覚。新しい趣味の芽を見つけた、ということでしょうか。それとも、ただ単に年を取った、ということでしょうか。不思議なので、なぜ散歩が楽しいのか考えてみました。

 

楽しさの要因

①新鮮さ

「散歩しよう」とふと思いついたのは、緊急事態宣言後の自粛期間中。「散歩する人が増えている」というニュースを見て自分もやってみようと思いました。「みんながやってるから自分もやる」という、私が大嫌いな動機・・・。まあ良しとしましょう(笑)。やってみて思ったのは、やっぱり自分にとって新しいチャレンジは楽しいということ。ただの散歩なので、チャレンジというほど大げさなものではありませんが。

 

②即実行

振り返ってみると、行先もろくに考えずに家を飛び出したのが良かったのかもしれません。「思いつき→即実行」が良かったのだと思います。どこに行こうかと下調べでもはじめてしまったら、調べているうちに”熱”が冷めてしまい、楽しくなかったかもしれません。「鉄は熱いうちに打て」とはよく言ったものです。

 

未知との遭遇

出発時点で決めていたのは「なるべく知らない道を歩く」ということでした。知らない道を歩けば、目に映るのは当然はじめてみるものばかり。普通の道路、普通の草木、普通の家、普通のお店。特別なものはほとんどありませんが、なんとなくワクワクする。ちょっと特別なもの(川や橋、大きな公園、寺社仏閣、大きな建物など)を発見するとすごくワクワクする。まさに未知との遭遇。たまりません。

 

④思考の時間

散歩中は「歩くこと」と「考えること」しかできません。これがすごくイイ! ここ数年、自分の手には必ずスマホがあり、隙あらばスマホをみている状態です。別に悪いこととは思っていませんが、スマホをみている時間はほとんどがインプットの時間です。アウトプットの増加を目指している自分としては、理想的とはいえない状態です。一方、散歩中はスマホをみることが物理的に不可能な状態です。考えることしかできません。まさに理想的なアウトプットの時間です。しかも有酸素運動と視覚的な新鮮さ(未知との遭遇)によって脳がいろいろな刺激を受けるので、様々な「思いつき」が生まれます。くだらないものばかりですが、たまに自分でも「おぉ!」と思うようなものもあります。人に言えるようなものではありませんが。散歩は「アイデアの創出」と「思考の整理」に最適な時間かもしれません。

 

⑤コストがかからない

これも大きな要因だと思います。何かを「やってみよう!」と思い立った時に、それがそれなりにお金や時間のかかるものだと、やはり色々と考えてしまいます。その点、散歩はお金が大してかかりません。必要な場合でもせいぜい数百円(2~3駅分の交通費とペットボトル1本)。時間も全く自由。時間が許す限り、気の向くまま、こちらへトコトコ、あちらへふらり。気分が乗らなければ、すぐに帰ってもよし。なんて素晴らしいのでしょうか!

 

まとめ

ここまで考えてみると、散歩は私にとって最高の趣味になるような予感がしています。幸いなことに、自宅周辺には全国的にも有名なスポットがたくさんあります。有名スポットを回りつつ、その周辺の無名スポットを発掘し、自分なりの散歩マップを創って行きたいと思っています。