【読書録】『異端の進め』橋本徹著
橋本徹氏。
弁護士、タレント、大阪府知事、大阪市長、日本維新の会代表を歴任。
現在はTV出演、講演、執筆など多方面で活動中。
本書で橋本氏は強みを武器にする生き方を説いています。いくつかの言葉が自分に刺さりました。『自分軸にこだわるな』『自分の商品価値を高めよ』『質より量』『持論工場をつくれ』など。私なりに解釈するとこうなります。
人間の成長にとって大事なのは、自分で自分の守備範囲を固定せず(選り好みせず)、目の前の仕事に全力を尽くすこと。そうすれば自然に守備範囲が広がり、新たな武器を手に入れて成長することができる。その結果、自分の商品価値が上がり、新たな仕事を得て、さらなる成長の機会を得ることができる。
こういうことだと思います。いまの私の大きなテーマである「まずやってみる」の精神に通じるところがあり、大いに共感できる内容でした。
新しいことを始めるとき「挑戦する」「チャレンジする」という心構えでいると、何か大きな壁を感じてしまいます。ですので、私は「まずやってみる」と考えるようにしています。何か新しい物事が自分の目の前に現れた時、あまり深く考えずに「まずやってみる」。とりあえずやってみると必ずといっていいほど失敗します。しかしそれはほとんどの場合小さな失敗です。小さな失敗であれば簡単に修復可能です。新しいことを始めるときは、早く着手し、早く小さな失敗を経験し、早く修正する。この繰り返し。これが大きな成功への近道だと思っています。